XMのKIWAMI極口座の特徴や取引仕様を紹介します。KIWAMI極口座は2022年10月に登場した新しい口座。KIWAMI極口座はスプレッドが狭い、スワップフリー、取引手数料なし、の使いやすい口座ですがデメリットもあります。そのため、メリットとデメリット併せて両方紹介していきたいと思います。
XMの口座種類
XMには現在4つの口座タイプがあります。それぞれの口座に関しては以下の記事を参考にしてください。口座タイプのそれぞれの特徴と比較についても書いています。
KIWAMI極口座とは?
KIWAMI極口座はスプレッドの狭いSTP方式の口座になり、取引手数料はかからないタイプです。スプレッドが狭い口座はゼロ口座がありますが、手数料が高めの設定になっているため、他の低スプレッド業者に見劣りするスペックになっていました。そこでKIWAMI極口座が新しく誕生し、他のスプレッドの狭い業者に移ることがなく、XMだけで完結できるように作られた口座になります。
KIWAMI極口座の特徴
KIWAMI口座には下記のような特徴があります。メリットもデメリットもあるため、一概にお勧めできる口座タイプではありません。総合的に判断して決断するようにしてください。
全口座タイプの中で取引コストが最も安い
XMの全口座タイプの中で最も取引コストが安いのはゼロ口座でした。しかし、新しくリリースされたKIWAMI極口座は、それよりもさらに取引コストが安くなっています。特にスキャルピングトレーダーにとっては、ゼロ口座よりもさらに好条件で取引できる口座タイプです。
手数料無料
XMのゼロ口座は、スプレッドに加えて1ロットの取引あたり往復で合計10ドルの手数料がかかります。一方で、KIWAMI極口座で発生するのはスプレッドのみで、取引手数料は完全無料です。
スワップフリー
メジャー通貨ペア・貴金属はスワップフリーと言う特徴があります。これまで、XMではどの口座タイプでもスワップが発生していました。スワップとは金利のことで、ポジションの保有時間が長くなると銘柄によってはマイナススワップの支払いが必要でした。KIWAMI極口座は、メジャー通貨ペアや貴金属通貨ペアのスワップがフリーとなっています。
最大レバレッジ1000倍
XMのゼロ口座は取引コストが安い代わりに、最大レバレッジが通常の1000倍から500倍に制限されていました。一方でKIWAMI極口座は、ゼロ口座に比べてさらに取引コストが安くなったことに加えて、最大レバレッジに制限がありません。KIWAMI極口座は最大1000倍のレバレッジで取引できます。
取引できない銘柄
コモディティ・株式指数・エネルギー銘柄が取引できないと言うデメリットがあります。XMのKIWAMI極口座で取引できるのは為替(FX)・仮想通貨CFD・貴金属(ゴールド/シルバー)のみです。
口座タイプ | 取扱銘柄 |
---|---|
スタンダード口座・マイクロ口座 | 為替・仮想通貨・コモディティ(商品)・株式指数・貴金属・エネルギー |
ゼロ口座 | 為替・貴金属(ゴールド/シルバー) |
KIWAMI極口座 | 為替・仮想通貨・貴金属(ゴールド/シルバー) |
入金ボーナスの対象外
XMのKIWAMI極口座は、取引コストが安い代わりに入金ボーナスが対象外となっています。KIWAMI極口座では、全額自己資金でトレードする必要があります。もし入金ボーナスを使って取引したい方は、XMのスタンダード口座もしくはマイクロ口座を利用しましょう。
ロイヤルティプログラムの対象外
XMには、取引するごとにポイントが貯まるXMロイヤリティプログラムという会員制度があり、スタンダード口座やマイクロ口座で取引すると現金やボーナスと交換できる「XMポイント(XMP)」が貯まります。しかしKIWAMI極口座はロイヤリティプログラムの対象外となっています。そのため、どれだけKIWAMI極口座で取引してもXMポイントは貯まらないので注意が必要です。

KIWAMI極口座をお勧めできる人
- ボーナスより取引条件を重視する人
- 取引コストが安いので、取引回数の多い方やスキャルピングを行うトレーダー
- スワップフリーなのでスワップが気になる中長期のスイングトレーダー
- 約定力があるので大口トレーダー
- スキャルピングやEA自動売買もOK、自由度の高い取引環境を求める人
- ゴールドの取引条件が他口座よりかなり良く、ゴールド取引をする人
KIWAMI極口座をお勧めできない人
- XMのボーナスやXMPを利用したい人
- プラススワップ狙いのトレードをする方
- 日経225やオイル等、CFDをメインに取引する方
スプレッドについて
XMTrading全体のリスクとしてスプレッドが広いと言う問題があります。KIWAMI極口座はスプレッドがやや狭いです。スプレッドはスタンダードとゼロ口座の中間にあたります。例外として、GOLDに関しては、ZERO口座よりKIWAMI口座のスプレッドが狭く設定されています。
銘柄 | KIWAMI極 | Standard | ZERO |
---|---|---|---|
USDJPY | 0.9 | 1.9 | 0.4 |
EURUSD | 0.8 | 1.8 | 0.2 |
GBPUSD | 1.2 | 2.6 | 0.3 |
AUDUSD | 1.2 | 2.0 | 0.5 |
USDCHF | 1.3 | 2.5 | 0.9 |
GOLD | 1.3 | 3.6 | 1.9 |
KIWAMI極口座の1ロットは10万通貨
KIWAMI極口座の1ロットの単位は10万通貨です。1ロットの単位はKIWAMI極口座・スタンダード口座・ゼロ口座で同様となります。KIWAMI極口座の最大ロットは50万ロットで、最小ロットは0.01ロットです。これはスタンダード口座・ゼロ口座ふくめて共通となります。
KIWAMI極口座の最低入金額
KIWAMI極口座への最低入金額は5ドルです。最低入金額はKIWAMI極口座・スタンダード口座・ゼロ口座で共通となります。
取引プラットフォームはMT4とMT5
KIWAMI極口座の取引プラットフォームはMT4とMT5の両方を使うことが可能です。自動売買ツールの利用もOKで、スキャルピングも可能です。
スリッページが起こりにくい
KIWAMI極口座はSTP方式となり、ゼロ口座はECN方式で少し口座タイプが違います。STP方式はスリッページが起きにくいですが、注文に対してはLPが約定を拒否する可能性があるため、約定拒否は起こりやすくなっています。ECN方式は注文を直接インターバンク市場に流すため約定拒否は起きにくいですが、スリッページが発生しやすくなっています。
KIWAMI極口座 | ゼロ口座 | |
取引方式 | STP方式 | ECN方式 |
約定拒否 | 起こりやすい | 起こらない |
スリッページ | 起こりにくい | 起こりやすい |
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